29歳の誕生日を迎えた2008年3月15日、私はある研修に参加していました。

▼パーソナルバリューポイント(ドリームインテリジェンス)
http://dreamintelligence.com/modules/semi00/

久保ひろしさんが代表を務める、ドリームインテリジェンス株式会社が提供している3カ月間の連続講座です。

久保さんの会社は、当時私の実家から自転車で10分のところにあり、毎週無料で開催されていた「朝礼(トレーニング)」に足を運んだのが最初のご縁でした。

私のような個人事業主は、自分のモチベーションを保つことが非常に重要なので、刺激を求める意味で通っていたのですが、そのうちに、「価値を10倍にする」という同講座のコンセプトに惹かれ、受講を決意しました。

※ちなみに久保さんの著書はこちらです。

▼『やるからできる』久保ひろし
http://www.amazon.co.jp/dp/4569772218/

3か月の講座の中で、いろいろなワーク(実習)があったのですが、自分にとって最も大きな意味を持ったのが、「マインドホーム」というワークでした。

「マインドホーム」というのはその名の通り、「心の家」。

迷った時、悩んだ時に帰れる場所のことを指します。

これを持つことによって、自分がぶれた時などに、自分が何をしたかったのか、どうしたかったのかを見つめ直すことができる、というものでした。

もともと作詞をしていたので、文章を書くのは得意ではありましたが、その時、30分ほどでスラスラと自分の想いが言葉で出てきた時の感覚は今でも覚えています。

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 思い出してごらん。
「歌が上手くなれる!」と気づいたあの日を。
 高校の昼休み、ご飯を5分でたいらげて、
 毎日音楽室に直行して、
 同じ発声練習を
 気違いみたいにやっていた。
 声が出ることが嬉しかった。
 自分の世界が広がった。
 自分に自信が初めて持てた。
 地に足ついて生きられた。
 あの頃僕には歌しかなかった。
 歌しかなかった。

 思い出してごらん。
「自分の歌を求める人」に気づいたあの日を。
 会社はボロボロ、自信はズタズタ、
 どんな底の経営時代。
 誰にも言えない苦しさを、
 “与える”ことで乗り越えた。
 泣いてくれた人がいた。
 変わってくれた人がいた。
 支えてくれる人がいた。
 一人の為に書いた曲が
 僕と皆を救っていた。

 思い出してごらん。
 今目の前にある有り得ないほどの大エール。
 僕はこんなに愛されている。
 僕はこんなに満たされている。
 僕はこんなに恵まれている。
 すべてのことはそろってる。
 足りないものは一つもない。
 落ち込むことも一つもない。
 皆が僕を待っている。
 今も待ってる人がいる。
 一人も傷つけることなく
 僕は僕の音楽を生きる。

        『安達充マインドホーム』(2008年5月制作)

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今でも私の名刺入れの中には、この時書いた「マインドホーム」が大切にしまってあります。

何度読み返しても、心の奥の方からググッと熱いものがこみあげてきます。

まさに「私の、私による、私のための」宝石のような言葉です。

そしてこの1カ月後、自らのライブの最後に、このマインドホームをテーマとした『歌しかなかった』という新曲を披露しました。

歌にしたことで、人前で披露したことで、さらにこの想いに魂が入ったと思っています。

歌には、その時の気持ちと結びつく働きがあります。

<失恋した時にサザンオールスターズの曲を聴いていた⇒サザンオールスターズの曲を聴くといつもその時のことを思い出す>

そんなようなこと、誰しも多かれ少なかれ経験しているかと思います。

聴くたびに、自分の中で大切にしたいものを思い出せる。

聴くたびに、自分の原点に戻れる。

過去にソングレターを作らせていただいた方の中には、「毎朝、必ずソングレターを聴いてから1日を始めるんです」と教えてくれた方もいます。

その人にとってのソングレターが、その人にとってのマインドホーム(心の家)になってほしい。

「家(マイホーム)」を建てるのは一生に一度の叶えたい夢、とよく聞きますが、それなら「心の家」を建てることも同じくらい一生を左右する大事業なのではないかと思います。

そんな人生の一大事業を共演するという誇りを持って、これからも、ソングレターアーティストの道を歩んでいきたいと思います。

感謝を込めて…。