今日は、2009年の年末に株式会社情熱の代表取締役、水野元気君とライブをした時のことについてお話をしたいと思います。

▼株式会社情熱
http://www.jyounetsu.co.jp/

株式会社情熱という会社は、「日本中に情熱家を輩出したい!」という想いで設立された非常に熱い会社です。

今では毎日渋谷駅前で「本気の朝礼」で大声で想いを語っているので、渋谷に通勤されている方はその姿を見たこともあるのではないかと思います。

その代表をつとめる水野元気くんとご縁があり、2009年の年末、株式会社情熱設立2周年記念の日に、「ライブ人生脚本」で共演することになったのです。

いつも通りヒヤリングをして、原稿を作り、リハーサルを重ね、本番が近付いてきました。

しかし、ライブの日は年の瀬せまった12月27日(日)。当然のことながら、なかなかお客さんが集まりません。

「どうにかしなければ…」

と思った時に、あらためて水野君の原稿を読み直してみると、彼が1500人規模のイベントを成功させたエピソードがそこに書かれていました。

「日本の中心で夢を叫ぶ」と銘打ったその講演会イベントを主催していた水野君も、やはり全然人が集まらずに、「どうしよう…」と追いつめられていったそうです。

「自分がどれだけ本気かを見せなければ、想いは伝わるわけない!」

彼がそこから実践したのは、イベント開催地である立川の駅で毎日夢を叫び続けることでした。

ストリートライブでもなければ、政治家の街頭演説でもない。街行く人から見れば意味不明の行動です。

でも、彼はやり続けました。

大雨の中、ほとんど人が通ってない時もありました。

応援が1人もなく、それでも叫び続けた日もありました。

心の中にいろいろな気持ちが見え隠れしたそうです。

『一人でこれをやるのはきつい!』

『誰か手伝ってくれ!』

心が折れそうになる寸前、でも彼の心に変化が起きます。

「何のためにやっているのか、それは自分の本気の想いを伝えるためじゃないか!雨が降っているからできない?応援者がいないから叫べない?そんなの他責だ。これは自分でやると決めたこと。応援を得たくてやっているわけじゃない。俺は一人でも叫び続ける!」

彼の心が変わってからというもの、不思議なことに応援者が一人、二人と増え続け、そこから応援が途切れることはなかったそうです。

結果、イベントは満員御礼の大成功。

本気で想いを伝えることの意味が、ライブの原稿にはしっかりと刻まれていました。

「そうだった!共感するためには、可能な限り共演者と同じ体験をするのがソングレターアーティスト。僕もストリートに出て叫んで来よう」

その日から、ライブ会場のティアラこうとうの前にある公園で、キーボードによるストリートライブを開始しました。

当然のことながら、街行く人は簡単には足をとめません。

2005年頃にもストリートライブは池袋・渋谷などで結構やっていましたが、約4年ぶりの原点回帰は、手痛い洗礼を受ける結果となりました。

でも、その中で思い出すものがありました。

「なぜ伝わらないんだ?」

「自分の本気が足りないんじゃないのか?」

「ようし、一丁やってやろうじゃないか!」

誰も聞く耳を持たないほどに燃えてくるこの感じ。

体験したことのある人でないとわからない感覚だと思います。

そして迎えたライブ当日。

劇的に人数が増えた、ということはありませんが、最後に参加者がかなり増え、盛況な空間となりました。

何より良かったのは、「人が来てくれる」ということの有難さを思い出せたことです。

年末押し迫ったこの時期に、わざわざ自分のコンサートのために貴重な時間とお金を割いて来てくれた。

決して当たり前じゃない。

そこに立ち返るほど、目の前にいる人に、丁寧に想いを届けたいという初心を思い出します。

ライブ・コンサートは聴いてくれる人あって初めて成立するものです。

「人を集める」のではなく、本気になった分だけそのご褒美として「集まる」ものだと改めて感じました。

=============================

気づけば 自分を いつでも 分けてた
表と裏の二人
「理想はいつでも 現実とは別」
そんな風に思ってた

初めて その隔たりを 埋めようとした時
余りに遠い道のりに
くじけそうになったけど 踏みとどまれたのは
自分の吐いた 言葉たち

何度でも あきらめず 語ること
情熱の火が 灯る時まで
誰だって 弱いけど だからこそ
今の想いを 伝え続けて
心が折れそうでも 自分に負けそうでも
道を開く一歩は 「想いを語ること」

        『情熱に火を灯そう』より

=============================

「心が折れそうな時ほど、本気が試さている時。それを乗り越えた時、大きなギフトが待っている。」

自分の音楽を聴いてくれる人がいることの有難さを決して忘れず、これからも、ソングレターアーティストの道を歩んでいきたいと思います。

感謝を込めて…。