「一緒に帰ろう」

2011年5月の猪苗代での被災地支援コンサートにて生まれたソングレターです。

東日本大震災で被災された双葉町民の方お一人から、今感じていらっしゃることを2時間以上にわたってヒヤリングさせていただき、翌日のコンサートまで一晩かけて書き上げたソングレターです。

この時の模様が、NHKで2日間密着取材され、2011年5月9日の「ニュースウォッチ9」にて特集で放送され、大きな反響を呼びました。

作詞・作曲/安達充

あの日を境に いろんなこと 変わっていった
大好きな音楽さえも 聴く気になれずに
目標もなくて したいことも 思いつかず
まるで宙に浮いてるよう 根なし草の生活

これから どうすればいいのか
どうなってゆくのか わからないけど
それでも 家族がいてくれる
そのことが 何より 心を 支えてくれるから…

必ず皆で帰ろう 一緒に双葉に帰ろう
どこにいてもそばにいるよ ちゃんと一緒だから
いつまで続くかわからない
先の見えない毎日でも

「戻れるなら戻りたい」 
皆その気持ちは 一緒だから

あの日の翌日 誕生日を 迎えた私に
息子が手渡してくれた 小さなポシェット
まぶたを閉じれば いつだって 思い出せる
オーブンで 鶏肉を焼く いつもの誕生会

どんなに 帰りが遅くても
一家そろって 食卓を囲んでた
いつでも 家族がいてくれる
そのことが 何より 心を 支えてくれていた…

「子供を学校に送りだす」
「おばあちゃんの小言を聞いたり」

ありふれた一つ一つが 私の原点
今は離れて暮らしても
「ずっと一緒」と言ってくれる

あなたの育った町だから いつか必ず 戻りたい

必ず皆で帰ろう 一緒に双葉に帰ろう
どこにいてもそばにいるよ ちゃんと一緒だから
いつまで続くかわからない
先の見えない毎日でも

「戻れるなら戻りたい」 その日を皆で 迎えよう