「歌しかなかった」

 

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2008年6月の「ライブMA」の最後に披露させていただいた曲です。

元になっているのは、自分に対して書いた手紙のような文章『マインドホーム』です。

「何度読んでも自分の心の琴線に触れる」そんな文章を元にして、「何度歌っても自分の心の原点に立ち返れる」そんな歌になったと思っています。

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 思い出してごらん。
「歌が上手くなれる!」と気づいたあの日を。
 高校の昼休み、ご飯を5分でたいらげて、
 毎日音楽室に直行して、
 同じ発声練習を
 気違いみたいにやっていた。
 声が出ることが嬉しかった。
 自分の世界が広がった。
 自分に自信が初めて持てた。
 地に足ついて生きられた。
 あの頃僕には歌しかなかった。
 歌しかなかった。

 思い出してごらん。
 「自分の歌を求める人」に気づいたあの日を。
 会社はボロボロ、自信はズタズタ、
 どんな底の経営時代。
 誰にも言えない苦しさを、
 “与える”ことで乗り越えた。
 泣いてくれた人がいた。
 変わってくれた人がいた。
 支えてくれる人がいた。
 一人の為に書いた曲が
 僕と皆を救っていた。

 思い出してごらん。
 今目の前にある有り得ないほどの大エール。
 僕はこんなに愛されている。
 僕はこんなに満たされている。
 僕はこんなに恵まれている。
 すべてのことはそろってる。
 足りないものは一つもない。
 落ち込むことも一つもない。
 皆が僕を待っている。
 今も待ってる人がいる。
 一人も傷つけることなく
 僕は僕の音楽を生きる。

        『安達充マインドホーム』(2008年5月制作)

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作詞・作曲/安達充

思い出してごらん 声が変わったあの日を
たった一人部屋の中 ひたすら歌ってた
些細な変化が 馬鹿みたいに嬉しくて
ここに自分は生きてる はじめて感じていた

歌しかなかった 歌しかなかった
あの日の僕を 支えていたのは
歌しかなかった

思い出してごらん 歌を贈ったあの日を
心が折れそうなほど ボロボロの自分が
「どうか聴いて欲しい」 心から思った
僕に出来ることをただ せずにいられなくて

歌しかなかった 歌しかなかった
歌を通して分かち合いたい
それしかなかった

思い出してごらん 目の前にいる人達
数え切れないエールに 支えられてること
だけど忘れないで 誰かのためであっても
歌いたいという気持ち それが始まりだと

歌しかなかった 歌しかなかった
僕が僕でいられるためには
歌しかなかった

好きなことだから 傷つくこともある
誰に何を言われたっていい
僕は歌いたい

歌しかなかった 歌しかなかった
僕が僕でいられるためには
歌しかなかった