昨年のアーティストフォーラムライブ(=ソングレター10周年ライブ)では、
7色のステージと題して、7人のアーティストがそれぞれのメッセージを
ステージ上で表現し、私はそれを全力でサポートしました。

でも、当然ながらライブ全体を通して伝えたいメッセージというのも
ありました。

それを託したのが、ライブタイトルである

『for every Artist』

という言葉です。

普通に読めば、「すべてのアーティストのために」という意味。

なので、「今回、自分一人のためではなく、ステージに立つ7人の
アーティスト全員が輝くために、ライブを創り上げます」という宣言に
映ったかもしれません。

もちろん、そういう意味もありますが、
実はもう一つ意味を込めていました。

それは、

「ステージの上に立っている人だけが、アーティストじゃない!」

という想い。

10年前にソングレターという活動を始めた時、
自分の中で「ミュージシャン」と「アーティスト」という言葉を
勝手に定義しました。

「ミュージシャン」は「音楽家」なので、「音を楽しむ人」。
(または、「音を楽しませる人」。)

音楽そのものが目的なので、しっかりとした技術が要求される
生き方で、これは誰でもなれるものではないと考えました。

対して、「アーティスト」は「芸術家」。

音楽という「芸」を「術」として使う人、と定義しました。

そうなると、音楽は手段。

技術がどうあれ、音楽というツールを通して誰かを少しでも
幸せにしていれば、それはもうアーティストだと思ったんです。

そんなところから、たった一人のために贈るメッセージソング
「ソングレター」が生まれ、「ソングレターアーティスト」を名乗る
ようになっていきました。

10年前は今よりもずっと技術的には拙いものでした。

でも、自分はミュージシャンではなく、アーティスト。

その意識があったので、自分らしくやってこれたと思っています。

大衆に向かって音楽を届けているのではなく、
たった一人のための音楽を作っている。

だから、そのたった一人の人さえ幸せに出来ていれば、
その他の人からの一切の批判は関係ない。

それが自分の矜持であり、自分の心の支えでもありました。

昨年の10周年ライブでは、初めて人前で歌う人も、プロとして
音楽活動をしている人も区別なく、一緒にステージに立ちました。

その姿を通して、ステージと客席に垣根なんてないことを表現
したかったからです。

「ひょっとしたら自分もあそこに立てるかもしれない…」と思って
もらいたかったからです。

実際に、今年の出演者の中には、昨年客席でライブを観ていた
人もいます。

この『for every Artist』を聴いた人が、「自分もアーティストなんだ」
ということに気付いて、今度は自らがステージの上から歌う側になり、
その歌を客席で聴いた人が、またステージに立っていく。

そんな恩贈りのバトンリレーが生まれるように、これからもメンバーを
変えながら、この新しいライブを育てていければと思っています。 

こちらで楽曲をご視聴いただけます。

▼『for every Artist』(安達充&アーティストフォーラム)
 https://youtu.be/d3KtiyWm6k8

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           ~ for every Artist ~

                   作詞・作曲/安達充

 あなただけの声で あなたの言葉で
 世界に一つだけ あなただけの歌

 歌は「花」 歌は「虹」
 歌は「心をつなぐもの」
 歌は「愛」 歌は「証」
 あなたの生きるしるし

 あなただけの声で あなたの言葉で
 誰かに届けよう あなただけの歌

 歌は「花」 歌は「虹」
 歌は「世界をつなぐもの」
 歌は「愛」 歌は「勇気」
 明日を生きる力

 あなただけの声で あなたの言葉で
 世界に届けよう あなただけの歌

 歌は「花」 歌は「虹」
 歌は「世代をつなぐもの」
 歌は「愛」 歌は「手紙」
 未来に託す命

 あなただけの声で あなたの言葉で
 未来に届けよう あなただけの歌

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★『for every Artist』が収録されたライブDVDはこちらで購入できます。

 http://artistforum.base.ec/items/1280823 (昼の部)
 http://artistforum.base.ec/items/1280833 (夜の部)