[メディア掲載情報]東京新聞朝刊に掲載されました。

 

おかげさまで無事、ホテルリステル猪苗代でのコンサートが終わりました。

双葉町の町民の方々と、本当に感動的な空間を共有させていただいたと思っています。

この場を借りて、あらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

書きたいことはたくさんあるのですが、取り急ぎその模様を東京新聞さんがいち早く記事にしてくださったので、ご紹介したいと思います。

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ホテル避難所 身削っても
風評被害で苦境「支援続けたい」

福島福島第一原発事故により、所在地の双葉町民約630人が避難する福島県猪苗代町のホテル「リステル猪苗代」。風評被害もあり業務への影響は大きいが、被災者を支えようと奮闘している。メディアに注目されない“二次被災地”を訪れた。
(立尾良二)

双葉町から630人 注目されぬまま

磐梯山のふもとの猪苗代町は例年より遅れて桜が満開だ。全八百室、二千人収容の東北地方最大の同ホテルで四日、オリジナル曲を作って贈るソングレター・アーティストの安達充さん(三二)が被災者を前にコンサートを開いた。著名人の慰問は初めてという。

「いつまで続くか分からない 先の見えない毎日だけど 戻れるなら戻りたい その日をみんなで迎えよう」

CD付き絵本「僕が生まれた時のこと」(プレジデント社)で知られる安達さんは、二日から同ホテルに滞在し、被災者十人に直接話を聞いて即興の歌をプレゼントした。

会社員の志賀まゆみさん(五一)は息子(一四)と同ホテルに避難。夫(五一)は仕事のためいわき市に避難しており、「離れ離れになった家族の思い、きずなを歌にしてもらった」と感動の様子。

東京から福島に移り住み、第一原発1号機から6号機の建設に従事したという男性は「人生の誇りと支えが爆発で崩れた。仕事一筋で家族にも迷惑をかけたのに…。でもここでいろんな人と出会い、語り合ったことで、前向きになってきた」という。

安達さんが、ピアノで優しいメロディーを奏でながら「新たな出会いの中で 努力という言葉がきずなに変わった 復活するよ 家族だけじゃない 新しくできた友がいるから」と歌うと、男性は涙が止まらなかった。

「GWは和んで」歌の贈り物

同ホテルの鈴木裕久社長(五一)は「ホテルというだけで、ほかの避難所よりも楽と思われるのか、芸能人の慰問もボランティアの応援もメディアの取材もない。原発から逃れてきた被災者は毎日不安の中にいる。せめてゴールデンウィークは和んでもらいたいと、ネットで友人知人に慰問をお願いしたら、安達さんが応じてくれた」と話す。

リステル猪苗代は第一原発から西へ約八十五キロ。三月十一日の震災発生で春休みや五月連休の予約はキャンセルに。町や県から被災者の受け入れを要請されて、現在は県内避難を希望する双葉町民らに総客室数の半分以上と一日三食などを提供している。

県から一人あたり一日五千円の補助が出るものの「営業は苦しい」と鈴木さん。三月二十二日に全従業員集会を開き、約二百五十人の従業員を交代で一時帰休させ、給料の三~四割カットを依頼。フリースタイルスキーのモーグルの実業団「チームリステル」は、五輪選手らに事実上の退社を勧告した。

鈴木さんは「苦渋の決断だった。福島というだけで首都圏の旅行代理店に敬遠される。ここは阿武隈山系で放射線量も首都圏と同じなのに、風評被害は甚大だ」と頭を抱える。

それでも「削れるものは全部削りながら、被災者支援を続けたい。帰りたくても帰れない被災者のつらい思いは、どこの避難所でも同じだが、ここはなかなか注目されない。お年寄りも多く、ボランティアもお願いしているのだが…」と話す。

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このホテルリステル猪苗代の鈴木社長という方は本当に素敵な方で、私も今回空き時間には配膳のボランティアなどをしていたのですが、なんと社長自ら率先して配膳の手伝いをなさったりしているんです。

当然、社長としての業務もおありの方なので、1分1秒も惜しんで動き回ってらっしゃるのですが、その中でも少しでも被災者の方に心を配られる姿勢に、いつも胸を打たれます。

こういう想いで運営されているホテルを、僕は応援したいです。

義援金、物資の提供、節電、ボランティアなど、いろいろと被災地以外の人ができる支援はあると思いますが、

「いつもと変わらず、福島に観光や旅行に行く」

ことも一つの支援だということを強く感じました。

僕自身もこちらに宿泊してのコンサートは続けていく予定ですし、リステルさんも6月以降もステキなイベントをたくさん開催していかれるようですので、被災地以外の地域にお住まいの方で

「支援をしたいけど、何をすればいいのかわからない」

という方には、そんな支援の形があることをご紹介したいと思います。

ホテルリステル猪苗代
http://www.listel-inawashiro.jp/


どうぞよろしくお願いします。

感謝を込めて…。