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『赤鼻のトナカイ』の歌が生まれたわけ

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一人のリストカットの少女との出会いをきっかけに、たった一人のために曲を贈る「ソングレター®」活動を開始。 代表曲『僕が生まれた時のこと』は書籍化され、Youtubeで400万回再生されている。NHK「ニュースウォッチ9」などメディア掲載多数。 活動10周年を機に「アーティストフォーラム」を立ち上げると共に、「ちょいガチ®カラオケ部」などユニークな方法論で音楽を伝えている。
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 16日(日)に、ドリームプラン・プレゼンテーション10周年記念
 大会で共感大賞を受賞された川村真妃さんの「幸ハウス」の
 クリスマス会にゲストとして呼んでいただきました。

「ガンなどの病を持つ患者さんが、大切なことを大切に
 しながら穏やかな最期を迎えられる場所を」

 ということで想いを持って創られた素敵な場です。

 そこで、即興作曲を交えたコンサートをさせてもらったのですが、
 事前に

「もし可能ならクリスマスソングも1曲お願いできますか?」

 というリクエストをもらっていたので、1曲目は
 『赤鼻のトナカイ』を選曲。

 この日はお話しできなかったのですが、この曲を選んだことには
 理由がありました。

 この、赤鼻のトナカイの名前ってご存知でしょうか?

 実はこの曲には元となったお話があって、その中で”ルドルフ”と
 いう名前がつけられています。

(英語の原詩には「Rudolph」という歌詞が出てきます)

 その話を作ったのは、シカゴに住んでいたコピーライターの
 ロバート・メイという男性。

 彼にはエヴリンという妻と、バーバラという4歳の娘がいました。

 幸せに暮らしていた家族でしたが、あるとき妻であるエヴリンが
 ガンに倒れてしまいます。

 ちょうど時代はブラックマンデーによる金融恐慌の真っただ中。

 ただでさえ少ない給料は、妻の治療代・薬代に費やされる。

 おそらくは、娘に買ってあげたいものも十分に与えられない
 状況だったと思います。

 そんな時、娘のバーバラが父にこう尋ねます。

「ねぇ、どうして私のママは、みんなと違うの?」

 ロバートは、幼い我が子に我慢をさせてしまっていることを
 嘆き、愕然とするのでした。

「貧しい自分に出来ることなんて何もない…。

 いや、そんなことはない!自分はコピーライターなんだから、
 子どもに人気のサンタクロースとトナカイの楽しい話を娘に
 プレゼントしよう。

 その中で『みんなと違う』ことの意味も感じとってもらえたら…」

 そう思い立って、彼が即興で語り始めたのが赤鼻のトナカイ
 ”ルドルフ”の話でした。

 ルドルフは、真っ赤なお鼻を仲間のトナカイから笑われ、
 ずっと肩身のせまい想いをしていた。

 だけど、クリスマスの夜にその赤い鼻がみんなの役にたって、
 ルドルフが誰よりも称賛され、心から喜んだというハッピー
 エンドの物語が紡がれていきました。

 その後、彼が勤めていた会社のパーティでこの話を朗読した
 ところ、大絶賛。

 次のクリスマスに配布する無料の小冊子として採用され、
 250万部の発行部数を記録したそうです。

 そのような流れがあり、あの有名な『赤鼻のトナカイ』の
 歌が生まれて、世界中に広まったのでした。

 リストカットの女の子のために曲を贈ったことが自分の活動の
 出発点なので、こういう

「一人のために創られた作品が、世界中の人の心を動かす」

 というストーリーは、それだけで胸が熱くなります。

 その作品は、もともと、ある一家族のドラマから生まれた。

 そして、そのドラマの奥には、ガンを抱えたお母さんの存在が
 あった。

 ひょっとしたら、お母さんがそうなっていなかったら
 『赤鼻のトナカイ』も生まれていなかったかもしれない…。

 お一人お一人とじっくりお話することは叶いませんでしたが、
 この「幸ハウス」に集う方々がそれぞれ色々な想いを胸に
 集まって来られたことだけはひしひしと感じました。

 そんな中、一緒にこの『赤鼻のトナカイ』を歌えたことを
 うれしく思います。

 素晴らしい場に呼んでいただいたことに感謝です!

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一人のリストカットの少女との出会いをきっかけに、たった一人のために曲を贈る「ソングレター®」活動を開始。 代表曲『僕が生まれた時のこと』は書籍化され、Youtubeで400万回再生されている。NHK「ニュースウォッチ9」などメディア掲載多数。 活動10周年を機に「アーティストフォーラム」を立ち上げると共に、「ちょいガチ®カラオケ部」などユニークな方法論で音楽を伝えている。
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